雑誌

中学生の頃の70年代末、
本屋に置かれてあった音楽雑誌は片っ端から読みあさっていた。
その中の一冊がロッキンf。
多くの人が“ヘヴィメタルの雑誌”というイメージかもだけど、
当時はストラングラーズのジャン・ジャック・バーネル、
ロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラ、
ニナ・ハーゲン(!)、
はてはフランク・ザッパ(しかもコラージュで、解る人にしか判らず 笑)
等々が表紙という、そういう時代があった。



レインコーツもカラー記事で存在を知ったし、
東京ロッカーズ特集なんてのも載ってた。
当時、田舎の本屋においてなかった“オン”より、
“エフ”の方が思い入れ深かったり
(後に、なぜか付録ソノシートに当時やってたバンドの音源が
 収録されたりという、数奇な縁も 笑)


その中でも、不思議と印象に残る記事を書いていたライターが一人。
北村昌士


しばらくして東京の高校に通うようになり、
Throbbing Gristleが表紙のA4変型版の頃の
Fool's Mateに出会った
(調べたら1981年4月号/16号だった)。


古書屋さんの目録に、その号の内容が載っており、
面白いので、無断転載。

ブライアン・イーノ・インタビュー 音楽論・状況論
・迷宮の地形学:ヘンリー・カウ/アート・ベアーズ
・フレンチ・メタ・ミュージックの全貌(北村昌士
HISTORY OF MAGMA、マグマ・ミュージックの真髄(クリスチャン・バンダー)
・エルドンは金属的な時間の統合を実践する(リシャール・ピナス)
・Lard Free、Ariel Kalma、J.L Bucch, Yock'o.J. Seffer、Bernard SZAJNER ほか
・世紀末音楽の解体と再成—産業音楽とシャーマニズム(John Lydon,Come Organization,Metabolist,This Heat)
・ACTION TIME VISION:俺たちは、娼婦だ! マーク・スチュアート
・反音楽の構図、シュトック・ハウゼンとケージ(秋田昌美
・London Report:This Heatのスタジオはこれ以上ちらかりようがない程ちらかっていた
・CAMEL トータルにみる、キャメルのコンセプト・アルバム「ヌード」 etc.




15才でこんなの読んでたら、そりゃ、その後の人生、
オカシクなるわな(笑)。