swaraga弦楽器ダビング

swaragaのアルバムのレコーディング、
ギターのダビングが断発的に一ヶ月以上、
延べ100時間近く続いており、
ようやく90%といったところですが、
90%から100%までの道程が長いというのは物事の常。
まだ到達点は見えないですが、
ベーシックトラックを一区切り付け、
絵画での色付け的なダビングに着手。
ここから風変わりな弦楽器が登場。


この先は、またまた楽器話が始まりますので、
興味のある方、お付き合いいただければ。

まずはアコースティク・ギター&more。

右から、少し前に手に入れ、メイン的になっているMartin D-18VS。
12フレット・ジョイント、スロッテッド・ヘッドという
1930年代に誕生した当初のD-18の仕様を再現した90年代の復刻モデルです。
ボディが一般的なドレッドノートより縦長という見慣れないスタイルですが、
やっぱり、こんな変わったのを手にしてしまう…。


その隣は以前にメインで使っていた1964年製のMratin 0-18。
低音がもの足りず、
今回はナッシュヴィル・チューニングにセットして使っています。


右から3番目は、以前に当ブログで紹介したRichard Schneiderの
ナイロン弦ギター。


左端はスペインの民族楽器、Laud(ラウー)。
手に入れた時は全然意識してなかったのですが、
スティーヴ・ハウがたまに使ってますね。
(彼のものは“ポルトガル12弦ギター"と紹介されることが多いですが…)


続いて右は、エレクトリック・シタールの廉価コピー。
インドっぽいムードのフレーズだけでなく、
ソウル、AORからハードロックまで、
幅広いジャンルで隠し味的に使われている楽器ですね。
バズ音とチューニングの均衡をとるのが難しい…。


真ん中はMOOG E-1。シンセの歴史的なブランド、
モーグが送り出した斬新な機構を備えたギターで、
半永久的ロング・サステインをコントローラブルに生み出せたり、
モーグのトレードマーク的フィルターなどが特徴。
アンビエント/ドローンには非常に威力を発揮すると思いますが、
フルに機能を活かすには、それを前提とした曲作りが必要かな…。
GKギターシンセPUを取り付けましたが、
使いこなすには、まだ修練が必要…。


左はJerry Jonesが、
ダンエレクトロのロングホーン・ギターリンをモチーフに、
新たに開発したオクターブ12弦ギター。
12弦ギターとマンドリンの中間的音色が
非常に気に入っています。



さて最後の写真。右はTACOMAのマンドリン


真ん中はGODIN A-11。
アラブ音楽で使われるウードを
ギターのような感覚で弾けるようにアレンジしたものですが…。
ナイロン弦の11弦でフレットレスという、
弾きこなすには難易度が高すぎる楽器です…。


ラストは、こちらもJerry jones製の、
ロングホーン・バリトン・ギターのレプリカ。
ベースと同じチューニングに高音弦を2本プラスしたものですが、
エンニオ・モリコーネなどのマカロニウエスタンのサントラや、
サーフ・ミュージックなどで、
翳りのある主旋律に使われたりしました。
これもルックスも含め、大好きな楽器。


さて、上記の楽器が全て使われるのか、
どんなところでフィーチャーされるか、
まだまだ使用楽器が増えるのか…、
swaragaのアルバムが完成してのお楽しみ…ということで…。


もう歌録りも始まってます!