Drive to 2010初日

…というわけで新宿ロフトに行ってきたんですが、
雨にもかかわらず、初日から大盛況。
ロフトのスタッフの会話を立ち聞きしたところによると、
感嘆するほどの動員だった模様。
相対性理論の人気、恐るべし。


30日間の賑やかな幕開けとしてコンクリーツが登場したのですが、
2010年には結成30周年(!)を迎えるというキャリアながら、
ライヴを観るごとに、そのチャーミングな破壊力が
パワーアップしているのが凄い。
今回、やっと解ったのが、
リチャード・ヘル&ヴォイドイズ、テレヴィジョンあたりの
NYパンクに通じる魅力。
そういう意味では、最も東京ロッカーズ的な佇まいを
現在に伝えているバンドであるということを
今さらながら感じました。
洒脱でポップで味わい深い、アダルトな世界が、
20数年前に完成され、未だ色褪せないのも素晴らしい。


そして、続くCOCK C' NELL
「会場のドアを開け、音が耳に入った瞬間に、
世界が変わったような感覚になった」
というような、マユツバな言い回しを、僕は現実に体験した…
としか言い様がない、緩やかな高揚感でした。
そんな音楽を“サイケデリック”と呼ぶならば、
まさに、これがそうでしょう。
大音量やエコーなどの目眩ましのない、
剥き出しのバンドの音と言葉が、
鼓膜からダイレクトに意識の深いところを揺さぶるような…
うーん、うまく伝えられなくて、もどかしい…。


リーダーの池田さんのブログを拝見すると、
なるほどと独りごちてしまう。
池田さんの驚異的な若々しさも印象的で、
音と密接にリンクしているようにも思いました。



その名はスペィド相対性理論、毒キノコホテルも、
いずれもキュートでポップ…
…えっ!?もしかして、それが、この日の裏テーマ!?!?