姫路3

姫路3に続ける前に、忘れてた、姫路に到着と同時に、
駅隣接のオフィスにて、一両日の足をチャーターしたんだった。

駅りんくん

JR西日本がやってるからか、朝借りて、次の日の朝までに返却すれば、
なんと300円という良心的価格。

これがなければ、今回の姫路ツアーの全目的を制覇できなかったであろう。



20何年ぶりかにペダルを漕ぎつつ、まずは姫路城。

もうすぐ大規模な補修工事が行われるらしく、

威容を拝めたのはグッドタイミングだったみたい。

観光向けの内装の昭和なムードも味があったんだけど、

これもなくなっちゃうのかな。



続いて姫路市立美術館


ポール・デルヴォーの作品を常設展示してるらしいんだけど、

観覧順路を間違えたか、絵はがきにしかお目にかかれなかった。

代わりに企画展示として開催されていたのが「オディロン・ルドン」展。


ユイスマンスらと交流があり、ポーの小説から触発された画集を出したりなど、

幻想怪奇、でも、どことなくコミカルで、哀愁も漂う。

これまたタイミングのいい開催期間でラッキーでした。





元禄年間に創業という和菓子の老舗、伊勢屋本店にて土産を調達した後に、

姫路を訪れたバンドマン達の話題となっていた名物カレーを目指し、

Cafe de Jean-Jeanへ。

看板を見て「あれ!? どこかで…。あー! あれか!」と思い至る。

渋谷・公園通りの山の手教会の地下にあったジャンジャン。

吉田拓郎やフォーク時代のRCサクセションなど、
ポップ・ミュージックにとどまらず、

美輪明宏淡谷のり子津軽三味線高橋竹山など、

実に渋い公演を行っていた、ライヴハウスというよりも小劇場か。



マダムに由来をお訊ねしたところ、

Cafe de Jean-Jeanのマスターが渋谷ジャンジャンのオーナーと知己があり、

お店のオープンにあたって名前のロゴとマークを借り受けたとのこと。

今回はチキンカレーを注文。

サフランライスが想像以上に大盛り。

お味は、タマネギの甘さやトマトの酸味に

スープストックの旨味と上品なスパイスの風味が絡まり、

引き続いて後から爽やかな辛さが来る。

今まで食べたことのないような不思議な味だけど、後を引きそう。



満腹になった後は、ネットカフェに移動し、仮眠とシャワー。

そして本編の姫路4に続く。